法人概要

私たちは、2008年に「発達障害児・者及び家族支援の会シーズ」を立ち上げ「ないものをつくる」ために、地域に発達障害支援の種をまいてきました。立ち上げから8年、発達障害支援法の施行から10年を経た現在、発達障害ということばは市民権を得て、社会の様々な場面で耳にするようになりました。
それにつれて、制度ができて、支援団体、事業所も増えてきました。反面、誤った理解、不十分な専門性、また発達障害という概念への反動的な意見も依然として存在することも、私たちが今日感じるところです。
私たちは、今まで任意団体として活動してきました。しかし上記のような地域の環境の変化、ひいては社会の発達障害への対応のしかたの変化を踏まえた活動の必要性を感じるようになりました。それは、自らの専門性を高めるだけでなく、正しい知識の更なる普及や専門性を持った支援者の育成などといった、専門家集団としての社会的役割、責任を果たしていくことであると考えます。そのためには、更なる組織的な対応や説明責任を果たす必要があり、一般社団法人の設立に至ったものです。